豊平第4分区町内会

これからも会員のみなさんとともに歩みます!

このたび、豊平第四分区町内会の創立40周年を記念する年に、新しい会員と共に迎えられますことは、この上もない喜びでございます。

これも、一重に歴代の会長様はじめ会員の方々が町内会活動を大切に受け継いで来て下さった賜物と心より感謝いたしております。

昭和63年に豊平第四分区町内会創立20周年を、平安閣で大変賑やかな楽しいお祝いの会を開催しましたが、その頃すでに当町内会には豊平地区再開発事業の準備の会が「豊平橋南第1地区」「豊平橋南第2地区」「豊平橋南第3地区」の三つの会が発会していました。

豊平地区町内会連合会創立20周年記念誌に寄せた当時の吹田定雄会長の祝い文の中に【当町内会も豊平地区再開発事業に関連、我々当事者は無関心ではおられません。何年後に事業が終結致すかは、当然不明です。事業本体は民間団体が主で他は国並びにその他の機関と申し受けて居ります。いずれに致しましても、地権者等が協力致す事が先決ではないかと存じます。事業完了時には、見違える町内になるのではと推察致す一員です。其の間現会員の移動は多少在り得る事とは存じますが、いずれ再会出来る日を確信致して居ります。】と書かれていました。

吹田会長様は、お元気で町内会では一番先に「豊平橋南第3地区」準備会から事業へと取り組みされましたが、平成5年に諸事情で中止となりました。私も同じ地区なので何時もご一緒致して、ご指導をいただいておりました。最後の「いずれ再会できる日を確信致して居ります。」の、お言葉に胸が痛くなります。

 平成12年から再開発事業による「豊平橋南第1地区」と「豊平橋南第2地区」に分譲マンション2棟が相次いで建設が完成しました。 現在、「豊平橋南第3地区」は、平成14年1月に会は復活をいしました。会では勉強会を重ねて平成20年には、準備組合の立ち上げに向けて進めています。今は、社会情勢が厳しい折、「人事を尽くして天命を待つ」の心境です。

 さて、町内会活動ですが、古くから住んでいた町内会員の方は、他地区へ転居されました。最後の総会で、私と兼成英俊総務部長と渡部住子会計部長の三人で、次の新しい会員の町内会へ活動を引き継ぐことになりました。

この間、隣接の豊平第14分区町内会の津越会長様の声かけによって『豊平橋南地区を住み良くする会』が発会いたしました。諸問題等・建設工事中の安全問題などを協議させて頂き、会の設立は私共にとりまして大変大きな支えとなりました。深く感謝を申し上げます。また、協議の中でいつの間にか中学校通りを桜並木にするお話になり、そのお陰で平成14年5月、「豊平橋南緑地公園」に桜の木が植樹されました。

 何か、春の花、明るい花、新しく変わる町内会への大きな花束にも思えました。

平成15年・17年には、新入会員歓迎会を開催して新会員相互の交流を図りました。古い町並みでの中で近代的都市構造は、様々な問題が起こります。国道36号線と交差する市道豊平橋南2号線の変形十字路交差点に「歩行者用信号機」の設置と、それに伴う交差点改良工事を関係各所に要望し、遂に平成18年11月8日にその実現を見ました。

現在は、年一回の「女性会員限定昼食会」の開催、日帰りバス旅行、町連環境部例会への出席、花壇造り、季節の一斉清掃、「パークゴルフを楽しむ会」の開催、豊平区の「出前講座」を聞いてパートナーシップ利用による除排雪の実施、等々活発な活動を展開しています。

平成18年の旭山動物園へのバス2台を連ねての日帰り旅行は、大好評でした。旅行に付きましては、豊平第15分区町内会の前田会長様と長井総務副部長様に、ご親切ご丁寧なご指導を頂きありがとうございました。

また、平成17年には、豊平区・まちづくりセンター等の指導を頂きながらマンションの広い集会室兼子ども遊戯室を利用させていただき、子育てサロン「エクセル・キッズ」を開設し、同年10月29日、記念すべき第1回目を開催以来、毎月1回、子育て親子の交流の場を提供しております。町内会会員の世代間の交流を図り楽しくその輪を広げていくことを目標に楽しく活発な活動を推進しております。

未来に向かって両手をひろげて幸せいっぱいの人生が楽しみです。

40周年にあたり、歴代の会長様、特に今野道男会長様・吹田定雄会長様・渡部貞夫副会長様からは、何故か生前何時も声をかけて下さり、ご指導をいただいておりました。そして、最後まで花壇を大切に見守りつつ、お別れされた会員の方々のお顔が目に浮かびます。

町内会に加入して会員と役員が豊平地区町内会連合会や豊平区町内会連合会の行事に参加をすることで、会員が安全に暮らす道が開けると思います。何故なら、札幌市の行政が市内各区役所を通して町内会活動が成り立っているからです。このことを忘れないで、今後も町内会活動を楽しく続けていきたいと思います。

最後になりましたが、創立20年・30年のお祝いに参加して振り返りますと、本当に激動の時期を、心は郵便局の仕事の延長のまま続けてきました。その間、皆様に多々ご迷惑をお掛けして来ましたことをお詫び申し上げます。それにも関わりませず、素晴らしい創立40周年を迎えることができますことは、皆々様の大きな力のお陰でございます。心よりお礼を申し上げます。

 『先達に感謝 明日に向かって』新しい会員の方々と、また新しい歴史をつくり伝えて行くことにいたしましょう。

 

 

故 小林 梢 第8代会長 のご功労  (総務部長 渡辺 英雄 記)


 故小林 梢氏は、豊平郵便局を創設した阿部仁太郎の弟で実質的に豊平郵便局を運営した阿部由太郎氏の子孫であり、ご自身も長く郵便局に勤められておりました。昭和61年に4条1丁目から4分区町内会地区の4条2丁目に移転した縁で平成4年から、町内会役員として、平成12年1月から23年12月までの12年間にわたり、第8代町内会長として豊平第4分区町内会の発展に多大なご功績を残されましたが、平成25年12月12日に病気のためご逝去されました。

当町内会は、昭和43年(1968年)創立以来、44周年目を迎えたが、当町内会地域は、昭和56年に「豊平川河畔地域右岸地区整備基本構想」が策定されて以来、再開発事業が展開され、会長に就任した平成12年から同16年にかけては、エクセルシオール豊平橋・同ステア等の大型マンションの建設によって近代的な街並に変わった半面、多くの会員の方が転出したため、一時は地域の連帯感が希薄になり町内会の存続さえも危惧されたものの、会長が中心となり厳しい地域環境の中、マンション居住者の方々に働きかけ、再開発事業の推進同様に町内会の再構築に尽力されました。

そのご功績は、当町内会の中興の祖として当町内会の歴史に永く記録されるものであります。

主な功績として、日帰りバス旅行やパークゴルフ、女性部昼食会等の交流事業を積極的に実施してきたほか、防災資器材の整備・拡充を進め、21年、23年には、町内会主催による大型マンション2棟の管理組合合同による防火、防災避難訓練等を実施しました。また、社会福祉事業として平成17年に子育てサロン“エクセル・キッズ”を、平成23年には高齢者交流の場“エクセル・シニアクラブ”を立ち上げて活性化を図ってきました。同年、札幌市支援事業“地域の交流の茶の間”を開催しました。歩道美化植花事業では、平成21年9月“ます花壇制作優良団体”として札幌市長賞を受賞しました。平成23年、町内会活動に対する住民意識のアンケート調査を実施、合わせて24年度町内会役員の公募を実施したほか、町内会事業への参加意識を高めるため、「町内会行事参加記録カード」(行事別評価ポイント制)を導入、関係規定を改正し平成24年度から実施すること等があげられます。

 

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